このレビューはネタバレを含みます
初めて見た時「なんで婆さん埋めたん･･･！」って思ったけど、婆さんに全て頼ってたからそうするしかなかったのか。でもこの辺りから不穏な空気がMAXに。
みんなの素性をあまり明かさないのが色々考えさせられる。警察の取り調べで少しずつ明らかになるのはいい手法。
金目当てだったかもしれない婆さんと、わざと捕まった少年と、少年を置いて逃げだした全員。心で繋がってるなんて言うのは罪悪感を誤魔化すためで、結局自分たちのためだけに繋がっていたのか。謎のまま。
それでも偽の家族がバラバラになって、誰か一人でも幸せになれたんかこれは･･･って複雑な気分にさせられる。りんちゃんは少し強くなった気がするけど。
1回見た時は「なんやこの映画･･･」って感想だったけど、2回目見ると「なるほどそういうわけか、深い･･･」といろいろ考えさせられた。登場人物達の心の機微とか。
案外スルメ映画なのかもしれない。
もう一度見た事によってイメージが変わったので、改めて見てよかった。2回以上見ることをオススメしたい。(でも自分は保存するほどでは無いと思ってる)
