はやし

万引き家族のはやしのネタバレレビュー・内容・結末

万引き家族(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ようやく見られるような気がしたので見た。
後半で長い時間をかけてゆっくりと魔法が解けていくようで、あの光景もあの幸せも、嘘だったわけではないのに、全部間違いだったとたたまれていくのが堪えた。
最初に家の中がうつされたときの賑やかさと表情が印象に残った分、全員のラストシーンの表情と声が目に焼きつく。
お父ちゃんもバスに追いついたところで、しょうたがバスを降りてきたところで、しょうたに言える何かがあった訳ではないのだろう。教えられないことへの諦念と悔しさが映画の中で繰り返されていた。
あきの取調室での声が残る。心底戸惑った声。
「盗んじゃなくて誰かが捨てたものを拾った」に当てはまるのがこの家族の全員なのが哀しい
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