劇場 お年寄りの方が多くて、お年寄りの方は万引きに興味津々なのかと思いました(冗談です!!)
なんか見終わったあと気持ちが落ち込んじゃいました。
ガサツな本能的な愛情がビンビンに伝わってきました。これほど偽善って言葉が似合わない人たちもいないくらいに、まぁ優しいし、まぁ悪い。
子供を胸ぐらを掴むように引き寄せたり、そうめん垂らしながらファックしたり、誘い方もガサツでしたね。
全体に白黒付けない内容で、血を超えた絆が家族と足りうるって事と、それだけじゃどうにもならない事が両立していて
例えば、心だけで繋がってるなんて序盤の描写から、実はそれだけでもないなんて明らかになったり、じゃあ、そこに愛はないのかね?
そんな訳ないじゃないか!!!
また、これって家族であっても個々の事情はそれぞれなんて、普通の家庭にだって通ずることですよねー。
あと、何気ない描写が後に広がりを見せるような仕掛けが散りばめられていて、過剰と言っていいほどで、謎解きみたいな要素を楽しみつつ、そこまでしなくてもー!!とも思いました。
身勝手な大人達にふりまわされた子供が初めて罪を自覚して、どうあったって幸せになれない人生と生活にケリをつける話としても、切ない。
じゅりちゃんの成長もとても微笑ましかったし、ラストカットは意地悪だなと思いました。
正直、涙でちゃんと見れてなかったですけど!!
何度も登場人物たちは色んな場面で泣くのを我慢してたのに、こっちは泣きたい放題でした!!
特に安藤サクラさんの警察でのシーンは辛かったです。
落ち込むや泣けてくるを強調しまくっちゃいましたが、笑えるシーンでは劇場はかなり笑いに包まれてました。
特に安藤サクラさんが雨に濡れたと嘘つくシーンは両隣の人も爆笑してました。