家族なんてどういう集団のことを言うのが正しいのだろう。あるいはただの解釈自由な概念上のものだけのことなのかな。
チョイ役が名優だらけで若干そこが気になったが、それ以外はこれまで見た邦画で一番心にとグサグサと突き刺さるものがあった。
生きてれば誰でもいっぱいつらい経験していてそれが知らぬ間に心のキズや痛みになってると思うが、そこに触れる部分がこの映画にはこれでもかというほどつめこまれてる。それはある意味で卑怯かもしれないが、どの場面も完璧でどの場面も忘れられない。
安藤サクラの長回しのとこはもう心が全部涙になった。池松壮亮のシーンも。