カンヌ映画祭でパルムドール受賞した話題作。
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祖母の少ない年金とパートや日雇い労働、そして年金で生計を立てる『家族』の物語。ある極寒の日、『父』と『息子』が一人の少女と出会う。その少女の名前はゆり。身体中に傷があるその少女を保護する事に決めた『母』は、ゆりに『りん』という名前をつけて、楽しく暮らし始めることになるのだが、、
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この世の理不尽を詰め込んだような作品。もちろんその中でも極を攻めてるため、非日常に映るかもしれない。でも、税金や保育園問題、保険、奨学金、人を救うための法律や制度、守るための公的機関が、敵になることはそう珍しくもなく、そういうものが重なり合って彼等の様な『家族』を生むのではないか。
ただ、ここに描かれている『家族』は誰よりも幸せそうで、オンリーワンでナンバーワンなんだな、と温かい気持ちになる。
家族や人の幸せなんて人に決められ、評価されるものではない。なるべく人様にご迷惑お掛けしない範囲内で、自分たちだけのルールで幸せならばそれで正解なんだ。そう思う映画だった。
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