私の中にある"映画"という物では、100点満点の作品だった。
伝えたいメッセージをなるべく分かりやすい表現で魅せている、余計なものが一切無い、役者陣の素晴らしさ、音楽がシンプルでいて品がある(細野さん…！)、リアルでありながらカメラの視点/構図が映画ならではの美しい切り取り方。終わり方もそれぞれが想像でできるので、粋だなと思う。
目に見える事柄だけが気になる人にはあまり向かないかもしれない。目に見えないものや言葉にできないものについて、感じたい。言葉にはしにくい、人と人との絆や繋がりを、こうして分かり易くしてくれているのだから。。正しいとか正しくないとか、そういう話ではないかな。
映画はわりといろんな味付けが足されることが多い中、全部監督ひとりで完成されただけある、まとまり感素敵
