このレビューはネタバレを含みます
これまで本当の家族の絆とは、というものを描いてきた是枝監督が、嘘の家族の絆とは、というものを描いた作品。是枝監督の一つの到達点ではないかと思った。嘘の家族は実際、お金とか利害とかで繋がっているかのようにも思えたが、その家族が小さい子供に与えたものを最後に見せられて、少し救われたような気分になった。
海での、家族五人が並んでいるシーンが好き。あれを見ることによっておばあちゃんは安心できたのではと思ってしまう。
うーん、言葉にするとどうしても薄っぺらくなってしまう。
2023.7.6 再鑑賞
言葉ではないところに、あの家族の真実があると信じたい。