キャサリン子

万引き家族のキャサリン子のレビュー・感想・評価

万引き家族(2018年製作の映画)
5.0
目黒の虐待事件が衝撃的過ぎてショックを受けていたところでの「万引き家族」。
もう、現実の虐待とリンクしちゃって、観てて辛かった。タイムリー過ぎた。

映画としては非常に完成度が高く、細部にまでよく拘って作られている。
さすが是枝監督。
役者もみんな自然体。
特に、りんちゃん。
徐々に心を開いていく過程が、実にリアル。
安藤サクラの泣きのシーン、胸に突き刺さった。言葉にならない涙。痛いほど、彼女の気持ちがわかってしまった。

一番最後のシーンが頭から離れない。

観終えたあと、しばらく茫然とした。 
翌日も、気持ちが滅入っていた。


映画ファンにはたまらない作品でした。
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