万引き家族のべっさんのネタバレレビュー・内容・結末

凄い家族でした。
みんな心に傷を持って。
でも万引きはいけないね。
柄本明さんと祥太とのやりとりには思わず泣いてしまいました。

家族ごっこだったんですよね。
でもそれがだんだんと本物の家族になりそうになっていった矢先に...

自然すぎる演技からの何気ない台詞一言一言に意味があって聞き逃さないよう観ていました。

最後の後日談パートの治と祥太が釣りをしているシーンは最初「何じゃそりゃ」と思いましたが最終的には二人の関係も甘くない所に着地して非常に良かったです。

後、亜紀ちゃんとゆりちゃんは元の家に戻って心配だなあと思っていましたが、ラストのベランダの柵の上から外を見るゆりちゃんシーン。ここで彼女が何かに気が付いてハッとした表情で映画は終わる。ここの解釈は人それぞれだと思うんですが、僕は非常に前向きなイメージを持ちました。

少なくとも亜紀、祥太、ゆりは以前よりはタフに生きていけるのではないかと。

P.S 撮影が近藤龍人さんと言うことで祥太と治がアパート前で雪だるまを作るシーンは「横道世之介」のあの名場面を思い出してしまいました。