このレビューはネタバレを含みます
おばあちゃん、お父さん、お母さん、お姉ちゃん、お兄ちゃん、そして末っ子。
どこにでも、いそうな"家族"
ただ、彼らの繋がりは特殊で、、？
めちゃくちゃ良かった
本当に良かった
BGMもほとんどなく
たんたんとそれぞれの会話で
物語が進んでいく感じ。
それなのに、全く飽きない。
むしろ、物語が進むにつれ、ぐんぐんぐんぐん引き込まれて行く。
歪かもしれないけど
正攻法ではないかもしれないけど
思う気持ちは嘘ではなくて、
愛情も嘘ではなくて。
儚くて素敵でした。
物語が進むにつれ、それぞれの過去や隠れていた事実も明るみになるけど、それでも、全てが嘘とは思えなかった。
全員の演技がもう素晴らしい
子役の子たちも、台本はなく
自然に喋らせてたって聞いて
本当に納得。だからあんなにリアルなのかな。
リンの、初めの無表情からどんどん表情に色がついていったのが良かったなーー
取り調べのシーンがやっぱり良い
捨てたんじゃない拾った
捨てた人は別にいるんじゃないですか
子どもを産んだら母親になれるの？
少なくとも、産まないと母親になれないでしょ。
もう心えぐられたこのシーン
そうだよなあ
警察官達の綺麗事一般論が
こうも冷たく聞こえるかってほど
しょうもなく思えるほどに
２人からは愛情を感じた
安藤サクラの絶賛されてた泣く演技
確かにすごい
あんなに苦しくて、悔しくて、
悲しくて、辛くて、どうしようもなくて、無理やり気持ちを押し込めようとするような、"人間臭い"
泣く演技見たことないかもしれん
しょうたの
"わざと捕まったんだ"が
ぐっときた
"万引き"から自分と、妹を、
そして、家族を、離したかったんじゃないかな
そう思いたい
確かに幸せもあった
それでも、この生活からみんなを
抜け出させなかったんじゃないかなあ
もう一緒には入れないけど、
楽しかった"思い出"にすがるんではなく、宝物として心にしまって生きていくんじゃないかなみんな。というか、そうであってほしいな。
本当に良かった！！
邦画の良さってこうゆうところな
気がする！！っていう邦画の良さが分かる映画でした。
