おいいちに

万引き家族のおいいちにのネタバレレビュー・内容・結末

万引き家族(2018年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

一見貧困や社会問題に切り込む作品かと思いきや、家族をテーマにした映画。
ただ、作品自体は「家族」の定義を視聴者に丸投げしているように思える。丸投げというよりかは、問うているの方が正しいが。

と思いきや作中にしっかりと答えがある。
「血」なのか「絆」なのか。
この論争が多いが、もう1つの選択肢を提案したい。「金」である。
物語中盤にあき(松岡茉優)が普通は金で繋がっていると言い、リリーフランキーは絆と答えるも、おばあちゃんが亡くなったあとのへそくりで喜び、祥太を助けたのは実は金のためということも明らかになる。
「血」を越えた「絆」を求める2人と、「金」で繋がってしまったものの「絆」を育もうとする家族。

そこかしこに多くの対比やメタファーが散りばめられていると感じました。
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