えりみ

150ミリグラム ある女医の告発のえりみのレビュー・感想・評価

3.7
WOWOW放送が日本初公開。
これまた現在放送予定無し。画像もないのでパッケージの予定もないのか。
もしかしてフランス製薬会社セルヴィエの圧力なのかも😥
フランス最大の薬害事件の実録映画。
しかも2009年とつい最近の出来事。
薬品名から会社名、主人公の女医等実名で出てくるし訴訟は現在も続いているっていうし。
巨大企業と戦う1人の地方病院の呼吸器科の女医。
エネルギッシュなイレーネに振り回され、キャリアを棒に振ることになる男性が不憫、フランス人にもあんな人おるんやね。
ものすごい肥満の人が病理解剖されるシーンがありますのでグロ耐性の無い方はご注意を。

2009年11月、それまで33年間にわたりフランスで処方せん薬として販売されてきた食欲抑制剤(抗肥満剤)ベンフルオレックス(商品名: Mediator)が市場から撤退。同剤は肺高血圧と心臓弁膜症を来たし、同剤による死亡者は500人を上回ると推定されている。
同じく痩せ薬として作用するフェンフルラミンの薬害が明るみになったばかり、という背景がまた皮肉というか学ばないというか企業姿勢がみてとれるというか。日本法人もあるのね、この会社。
ただ痩せ薬としての効能は確かにあるのよね。やっぱり薬は効果と副作用両方を認識して使わないとね。頑なに薬は悪だというわけにもいかんしね。
えりみ

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