試写会にて。
旧ユーゴスラビアのバンド Laibach(ライバッハ)が北朝鮮の独立解放記念日の為にライブ招致され、その実現に向けた奮闘を綴るドキュメンタリー。
ネオナチと誤解される風貌や前衛的なパフォーマンス。そうした部分からは想像し難いアーティストとしてライブに真摯に取り組む姿勢や北朝鮮の検閲で生じる問題にも建設的に解決していく姿が印象的。
同じく、独裁政治により抑圧されていると思っていた北朝鮮国民の幸せそうな暮らし。もちろんマズい面は見せないだろうが、想像と大きく違った。
Laibachプロデューサーの言葉
「どんな壁にも、魂を浸透させる隙間はある。」の考えで、お互いの文化や主義を侵害せずに公演を成功させたように、日々の報道で知る表層的なイメージを取っ払い、数々の国際紛争も収束しないものかと考えてしまった。
誰だってミサイルを打ち込み合うより、共に音楽に身を委ねたいだろう。
そして、単純にLaibachがカッコイイ。