このレビューはネタバレを含みます
スティーヴン・キング原作の映画って当たり外れの差が大きいけどこれは当たりの作品。
富豪の老婆を階段から突き落とし頭ぶん殴ろうとするキャシー・ベイツという冒頭の掴みがナイス。
現代パートと回想パートが交互に描かれるタイプの作品だがその切り替わり方が面白い。現代パートで遠くを眺めていると死んだはずの登場人物が見えそのまま過去パートへ…みたいなの。
『凶悪』の白石監督がたまにやってるイメージだけどこの作品は切り替わり方がほぼ毎回これ。
背景が合成っぽいシーンが目立つ。
けど真っ赤な空とか絵に描いた様な背景がいい感じだったので別にマイナスではない。
事件の真相が分かるにつれ人間関係も浮き彫りになって行く作品であり、ミステリーとドラマが良いバランスで二人三脚していて良い。