いち

天才作家の妻 -40年目の真実-のいちのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

I won the Oscar!とベッドで跳ね喜ぶことはできなかった本作。
だがグレン・クローズの眼光と頬の動き、「機微力」で持ってかれた。
ストーリーはありきたりな話なのだが、裏を返せば社会が何も変わっていないからであって。アカデミーを競った『アリー』ですら男に見出され、、というお話の構図は昔と変わっていない。(現代なら同性愛だってあるのに)普遍的でありながら、「普遍的」という言葉を用いられていることが相応しくない状況を示している。

追記:旦那がどのシーンでも何かしら口にモノを入れ、女には手を出したりと七つの大罪にけっこうな部分で該当する箇所が多く、奴はあらかじめ死ぬ運命だったのかも。
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