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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのtomoonのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

途中まで何の前情報も無く見ていたけど、相変わらずのダラダラ具合で、それはそれで好きだけど、これを160分は辛いな…と思い、皆さんがおっしゃるようにモチーフとなった女優シャロンテートの事件を調べた。

結果、この前情報があるか無いかで、全然面白さが違った。
伏線に気付けるし、最後の30分の緊迫感の意味も分かる。

ただ、その事件を描いたノンフィクション映画ではなく、結論は事実とは違いあくまでパロディーになっており、割と救いがある終わり方で後味は良かった。

大半を占めるダラダラとした日常の描写については、自分には豪華なキャスト陣の演技を楽しむくらいしか楽しみポイントが無かったけど、それがあったからこその、狂気に塗れた最後の30分が際立っている。

にしても、タランティーノ監督、本当にアメリカの昔の街並みとか車が好きね。
西部劇風な作品も初めて見たけど、ガンマンの撃ち合いって戦国時代の武将同士の一騎討ちに近いなと思った。生か死かの二択。

何にせよ、ブランディに、助演男優賞授与決定🐕
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