強風

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドの強風のネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

暴力とブラピは相性がいい。
ディカプリオすぐ泣く。
シャロン、トルーディ、プッシーキャット、フランチェスカと女性陣もみんなめちゃくちゃ魅力的。一人一人あげるとキリがないので割愛。
60年代当時のファッション、街並み、音楽、とても素敵。

好きなシーンはリックとトルーディが初めて会って語らうところ。トルーディがリックを「今までで最高の演技」と褒め、リックが演技に自信を取り戻し涙ぐむところ。20歳以上年齢の離れた二人が、俳優として対等に讃えあうのすごく良い。
最近、監督の公式Twitterで「リック・ダルトン、妻に看取られ90歳で亡くなる」って発表されてたのも監督のリック愛を感じて嬉しかった。

クライマックスシーンは口火が切られた瞬間から怒涛の攻撃、響き渡る悲鳴に思わず笑いが出てしまった。あまりの容赦のなさに暫くウケてた。
普段周りから「いつもヘラヘラしやがって」みたいに思われてるクリフだけど、こんな暴力を愛し暴力に愛された男、お喋りもせずに常に真顔でいたら、その方が恐怖だと思う。ヘラヘラしててほしい。
そんなふうに思って観てたら、リックがあれを担いで登場してきて、彼も発想がやばすぎてなんやこれこの二人ほんま最高やなって感じでした。

タランティーノ監督って、理不尽に虐げられた人々を映画の中で救済するみたいなテーマがあるのかな。他にも何本か観たけど、そんな感じがした。たまたまかな。
マーゴット・ロビー演じるシャロン・テートのチャーミングさに心奪われ、彼女のことがどんどん好きになり、その反動で「これが本当のことならどんなに良かったか」と悲しくなった。


犬は無事です。大活躍します。
ブランディちゃんは強くて可愛いくて賢い。最高。
強風

強風