相当期待していたが故にブラピ、デカプリオ、タランティーノ以外の情報を遮断し、勿論一切の予習なしで臨んだ。結果としてはそれが仇となった。(仇と言ってもその仇を補って余りあるほどの作品)タランティーノの過去作から、彼がオタク変態ってには知ってたけど、俺みたいな凡庸な人間が丸腰で挑むには敵が悪かった。オタクタランティーノ。そして、今作の最も大きな柱となる事件。その事件が題材とも知らず、その事件は頭の片隅にうっすらと記憶していた程度なので、肝心の部分というか、全編を通して違うベクトルで物語のゴールへ向かってしまった。そこが本当に悔やまれる。最終盤でこの凡庸な市民が期待していたものが観れただけに、本当に前述の点が悔やまれる。ただ、そんなの関係なしで一つだけ言える間違いないことは、ブラッドピットはバチクソカッコ良い。
