Ideon

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのIdeonのレビュー・感想・評価

4.0
リックはピークを過ぎた西部劇役者、クリフはそのスタントダブル。クリフは本業の仕事が減って、リックの付き人みたいな仕事をしている。長年、苦労を共にした二人の絆は堅い。主役の座を追われたリックは悪役に活路を見出しているがジリ貧である。ある日、クリフが街中でヒッピー女を引っ掛けたことから、二人はとんでもない災難に見舞われるのだった…というお話。
60年代のハリウッドをタランティーノ監督が虚実織り交ぜてノスタルジックに描いた作品。レオ様が三流西部劇役者を情けなーく演じて絶品である。特に、おませな女の子から慰められる件はかなり面白い。ブラピはタフガイを楽しそうに演じている。始まって2時間くらいはゆる〜い展開だが、終盤に急にスイッチが入り、タランティーノ作品らしいバイオレンスシーンが展開する。理不尽な暴力に対する監督の怒りが叩きつけられているようで爽快である。
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