タイラダでん

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのタイラダでんのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

タランティーノ監督、ブラピ、ディカプリオの揃い踏みと聞き、まあ楽しみにしていたわけですよ。その上で見たので多少は贔屓目ありかもしれませんが……
これは素晴らしい映画でした。はっきりとしたストーリーがあるわけではないのに、映画に引き込まれてあっという間に時間が経っていました。なぜでしょう?
思うに(全く論理的ではありませんが)この映画にはタランティーノの愛情がこもっているのが見て取れるからではないでしょうか。彼は古きハリウッドを、そこで生きていた人々を、そして何よりシャロン・テートを愛し、その気持ちを隠さずに描いている、それが見ているこちらにも伝わってくる、だから妙な話ですが、ある種の居心地の良さのようなものを感じてしまった気がします。スキを込めた創作物が面白くないわけがないのです。

ブルース・リーの扱いだけはちょっと勘弁してほしかったので0.3点マイナス。