さかごん

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのさかごんのレビュー・感想・評価

4.0
むかしむかし、“ハリウッド”にて...

1960年代にハリウッドで起きたシャロン・テート事件を題材にクエンティン・タランティーノが描く衝撃のお伽話

レオナルド・ディカプリオ演じる落ち目のテレビ俳優リック・ダルトンと彼が絶対の信頼を寄せるスタントマンのクリフ・ブース。絶対の友情で結ばれた2人は変化しつつあるハリウッドの時代を何とか生き抜いていた。そんなリックの隣にポラフスキー監督夫妻が越してきて...

60年代ハリウッドの街並みや音楽、車にファッション、そして人々の暮らしが再現されていて、ちょっとしたタイムスリップ観光気分に笑
そしてレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの初共演も本作の目玉ですよね!2人が同じスクリーンに写っている姿は感動ものでした...!
ブラッド・ピットの立っているだけでカッコいいと思わせる感じはホント何なんですかね?(褒め言葉✨

個人的には落ちぶれた俳優を演じたレオナルド・ディカプリオの演技が凄く良かった🙌演技に失敗した自身に対して喝を入れるシーンも好きだし、共演する子役の女の子に対して、今を振り返って男泣きしてしまうシーンはグッときます。。
この子役の女の子はタランティーノ監督自身が出演オファーしたらしく、レオナルド・ディカプリオと肩を並べても負けず劣らずの演技力‼️未来のスター誕生に立ち会えた気分です笑

タランティーノ作品の“長セリフによる意味のない会話劇”も健在...!リラックスした状態からの緊張感が溜まりません笑
思い返してみるとセリフや場面の端々で伏線を絡ませてきていて、その辺りがほんとに憎い❗️

ロマン・ポランスキー監督にブルース・リー、“大脱走”など映画愛溢れる小ネタも尽きず、見終わってから調べるのも楽しいですよ🙌

僕は映画を見終わってから実際のシャロン・テート事件について調べたので、調べてる最中ラストシーンを思い出して泣きそうになりました。。。笑
忠実を忠実に描かないタランティーノ監督だからこそ、実現したifのお話なんだと思い知らされます😂
さかごん

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