このレビューはネタバレを含みます
劇中である60年代アメリカがオシャレでかっこいい!走る車や音楽、LAのネオン、ファッションなど、いろんなものから古き良きアメリカが伝わってきます。
そんな世界観にディカプリオとブラッドピットが共演しているのだから、スタイリッシュにならないわけがありません。一周回ってむしろ新しいんじゃないかと思えるくらい、最初から最後まで全てがかっこよく見える、そんな印象でした。
内容的には、実際に起こった事件をテーマに話が進んでいく上に、話の流れを語ってくれるような作品ではないので、シャロンテート事件をある程度は予習しておかないと、かっこいいだけになってしまいます…
タランティーノ作品はあまり見たことがなかったのですが、もし実際の事件の日に、リックとクリフ(ディカプリオとブラピ)のような存在がいたとすれば、映画のように違う歴史があったのかもしれないし、映画にはそれくらいの力があるということを伝えたかったのかなと思いました。
1回見ただけでは、そのかっこよさで満足してしまいがちですが、先見知識を持って2回目3回目を見ると(見れれば)、きっと新たな発見があるはずです。