このレビューはネタバレを含みます
2019年個人的No.1映画。
映画も漫画も小説も、物語なら好き嫌いせず何でも摂取してきましたが…。
あまり期待せずに観ましたが、本作は文句なしの星5の5の5!!
こんなに優しい映画は初めて見ました…。
タイトルの意味が分かった時、鳥肌が立ってしばらくフリーズしました。
親切な作りの映画ではない、
タイトルの意味が和訳すると「昔々あるところに…」という御伽噺を始める常套句であることと、チャールズマンソンの存在、シャロン事件を知っていることが前提になります。
あと願わくば、ポランスキー監督の代表作「ローズマリーの赤ちゃん」鑑賞もおすすめ。
それを知らないと、ただの冗長で意味不明な映画になってしまうかと…。
私自身、終盤まで「この二つのストーリーがどこで繋がるのか?」が全く読めず、困惑しましたが、
あれ、もしかして…
あれ…
あ、こういうことだったんだ…
と分かった途端、本当に泣きそうになりました。
まだこんな新しい物語の語り方があったんですね。
正直、結構ガチの映画オタクってなんかキモがられるじゃないですか、
日本は映画よりも漫画、アニメがありますし。
初めて、映画オタクで良かったと思わせてもらいました。
オタクは狂喜乱舞するんじゃないでしょうか。
最後に、Me too 運動を経てセクハラへの目が厳しくなり、もはや性犯罪者扱いのポランスキー監督にこんな形で焦点を当てたタランティーノ監督。
映画を、ハリウッドを愛してるんですね…。
本当に素敵な作品をありがとうございました