第二次世界大戦時のナチス・ドイツにおいて、4人のユダヤ人がドイツで命の危機に怯えながらも隠れ生きていく姿を、再現映像と実在の人物の証言と共に描かれたドキュメンタリー作。日々怯え、苦しみながら、必死に生きていこうとする姿は緊張感があり、生きていく姿に穏やかさが感じられない姿がとても痛々しく感じてしまう。夜も寝られず、緊張感が持続している場面が、彼らの生きていく辛さを感じさせる。4人の生存者の語りはとても生々しく、丁寧に描かれた回想シーンもあるので、当時を語る一つの資料映画として興味深い内容になってます。ユダヤ人4人に焦点が置かれた物語だが、彼らをかくまったり、支援したりするドイツ人たち、助けるドイツ人たちがいた事がとても印象的に残ります。
