はる

グッバイ、リチャード!のはるのネタバレレビュー・内容・結末

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

余命宣告された後の過ごし方を描いた作品は沢山あるけど、これはちょっと変わり種。自暴自棄になったジョニー・デップでしたが、掴みどころがなくて戸惑いました。
最後は物言わぬ愛犬だけ連れて立ち去るって、、、

不倫を告白する妻とか、マリファナを吸いながら講義する教授に心を動かされる(選抜された)学生たち。死を目前にした友人の前で泣きまくる同僚。私がもっと深読み出来ればよかったんだけど、脇キャラも異色にしか見れなかった。

これがトム・ハンクスならどんどん痩せて同情を買うんでしょう。そこまでの役作りをしていないのもあって、軽く観てしまった。
逆に、ジョニデだからこれが演じられたとも言えるけどね。

「今を大切に生きよう」という前向きな気持ちになるかと思いきや、「死を意識せず、無駄な事をやるから人生は楽しい」という真逆の気持ちになってしまったから不思議。
観る年代やタイミングで評価が変わるのがこれの魅力なんでしょう。
はる

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