久しぶりに素顔っぽい(メイク凄くない)ジョニデをスクリーンで観ました。眼福。
余命僅かと宣告されたら何をするだろう、というところで人によってその選択は様々分かれるところだろうけどリチャードの選択はとても人間らしくて共感できた。Fuckと叫びたくなる気持ちも酒浸りになりたくなる気持ちも。
そこにきて彼が教授であるということが一層リチャードを魅力的に見せてくれた。生徒にどんな言葉を残せるか、道筋を示せるか。彼がそういう境遇でなければできなかったこと。少なくともあの場にいた生徒にとっては刺激的でドラマチックな授業だったに違いない。あんな風に真正面から向き合い、肯定してくれる教育者って日本には片手の指ほどもいないと思う。スコアをつけることだけに注視しがちな日本と、欧米との差を見た気がした。
一方、家庭の在り方もまた欧米との違いを見せつけられた。娘からのカミングアウトに戸惑いを見せずに受け入れ、鼓舞し、哀しみに共感する。Proud、の一言で涙がぽろぽろ溢れた。自身の不安定な状況よりも娘のことを想う、リチャードの優しさが愛しくてたまらない。
インディーズ映画だなんて言われてたけど、ジョニデが出るともはやインディーズではないよね？ってなっちゃうのは贔屓目なので許してほしい←
