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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のmazのネタバレレビュー・内容・結末

4.9

このレビューはネタバレを含みます

Filmarks様試写会で鑑賞しました。こんな大傑作を一足先に鑑賞することが出来て本当に光栄です。ありがとうございます。
ガーディアンズはvol.1の頃から大好きで、今回は一体どんなラストランになるのか、期待と不安の入り混じったさまざまな想像をしていましたが、まさかこう来るとは!予想の斜め上をいっていました。

ジェームスガン監督の喜怒哀楽の緩急が本当に大好き。アクションシーンの容赦ないクールっぷりは軽快かつ重厚で、ガーディアンズのメンバーにまともな奴は一人も居ないことを思い出した。最高にかっこよかった。ガーディアンズは最高にかっこいい奴らなんだと自分の中で印象が上書きされました。

今回、物語の中心はロケット。現在の彼の、尖ってて危うくて豪快かつユーモラスな姿が何故あるのか、それが今回描かれた過去から繋がっているのかと思うと、鳥肌がたちっぱなしでした。vol.1のピーター同様最高に愛おしい。
ピーターのトレジャーハンターハンサムスターロードっぷりにもいちいち鳥肌。そうだよクイルはこういう男だったよ!ってね。もうかっこいいのなんの。

ドラッグスの根っこにある真の温かさと純粋さ(おバカさ)が、彼を過去にデストロイヤーにしたんだなと想像すると、笑顔一つ見ても胸が苦しい。でも笑っちゃうしほっこりしちゃう。
グルートはこれからますますみんなの理想の逞しい男に成長していくんだろうね、惚れた。
ネビュラが自分を取り戻していく過程での様々な葛藤や気付き、ピーターやロケットの人生にもきっとこんな過程があったんだろうな。彼女というキャラクターが大好きになるし見守ることが出来てすごく嬉しい。
マンティスは本当にでっかく成長して、戦闘シーンでの彼女にしか出来ない活躍はホリスペ以上ですごくよかった。
ガモーラは、ピーターやみんなと一緒に過ごしたかけがえのない家族としての時間…の、無いバージョンの彼女は、こうなるんだね。それが知れてまた一層感慨深いしなるほど納得のマーベルマルチバース。

キャラクター一人一人の描き方は彼らのこれまでの物語から丁寧にリンクしていて、これは本当にガン監督にしか撮れなかった映画だったなと思わされました。

家族って自分らしさを見つける道中に必要な大切な人たち。消えない絆があってずっと心の中に住んでいる。涙が止まらなかったです。
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