やす

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のやすのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

 GOTGシリーズの集大成にして最高傑作。
 一作目の時の荒くれ者のデコボコ集団のようなイメージからこれまでの作品を経て、今作では各キャラクターの優しさや慈しみが表現されていた。
 一見すると粗暴な印象を受ける人物たちだけど、家族を失ったり、親から酷い扱いを受けたり、辛い経験から自己防衛のために肥大した攻撃性であって、本当は普通に子供や仲間を労ったりする優しい心の持ち主たちなんだなというのが今作では特に多く描かれていたように思った。

 結構王道な展開や演出が多かったけどそこまでの話運びやタイミングのお陰か全然「あーはいはい、そう言う感じね」みたいな気持ちにならなかったのが何気に凄いなと思った。

 今際のロケットがライラに会って「みんなで空を飛んでたの」って言うシーンで泣いたし、ネビュラがロケットの無事を知って泣くシーンでももらい泣きしたし、子供の相手をするのが上手いドラックスにグッときたし、最後にロケットが「Come and Get Your Love」をお気に入りの曲としてかける所も泣いた。

 そんな二期の最終回で一期のOP流すみたいなことされたら感動するに決まってるじゃん。

 別れのシーンでもしんみりせずにガーディアンズらしい晴れやかな別れで清々しかった。
やす

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