ユカリーヌ

焼肉ドラゴンのユカリーヌのレビュー・感想・評価

焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)
3.7
【過去に観た演劇】2018.6.24

痛い、本当に心が痛くなり泣いた。
会場からもすすり泣きが聞こえた。

笑いもあり、人情にあふれ、感情にあふれる映画であり、心に響く、いい映画であった。

役者は皆、熱演で上手いし、
井上真央とか、普段見せないような演技だったし、三姉妹のキャラ比較がうまくできていた。
それだけに、各々の女の性格、生きる道が描かれていて、引き込まれた。

ただ、舞台が元になっているだけに、映画にすると、リアリティーがなくなる所が気になったのが、やや残念。
あと、長回しの比率が、好みじゃない箇所もあった。

息子の時生に対してだけ、
父母の頑なな態度が
許せず、悔し涙があふれた。

父母が、時生を愛する気持ちは伝わってきたし、日本で生きるため、真に強くなれという思いはわかる。
だけど、立ち向かうだけが強さじゃない。
逃げることも大事だよ!と強く思う。
いじめのシーンは、少しでも見たくない。
辛すぎる。

帰る場所があることは、大事。
「家」じゃなく、
「家族」がいること。

離ればなれになろうと、逢えなくても一番大事に思う人がいることで、人は旅立てるし、生きていける。

パンフは真っ赤。
焼肉ドラゴンなのに、焼肉を食べるシーンはほとんどなかったなあ。
ユカリーヌ

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