焼肉ドラゴンの作品情報・感想・評価

焼肉ドラゴン2018年製作の映画)

上映日:2018年06月22日

製作国:

上映時間:125分

ジャンル:

あらすじ

万国博覧会が催された1970(昭和45)年。高度経済成長に浮かれる時代の片隅。 関西の地方都市の一角で、ちいさな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む亭主・龍吉と妻・英順は、静花(真木よう子)、梨花(井上真央)、美花(桜庭ななみ)の三姉妹と一人息子・時生の6人暮らし。 失くした故郷、戦争で奪われた左腕・・・。つらい過去は決して消えないけれど、毎日懸命に働き、家族はいつも明るく、ささいなことで泣いたり笑…

万国博覧会が催された1970(昭和45)年。高度経済成長に浮かれる時代の片隅。 関西の地方都市の一角で、ちいさな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む亭主・龍吉と妻・英順は、静花(真木よう子)、梨花(井上真央)、美花(桜庭ななみ)の三姉妹と一人息子・時生の6人暮らし。 失くした故郷、戦争で奪われた左腕・・・。つらい過去は決して消えないけれど、毎日懸命に働き、家族はいつも明るく、ささいなことで泣いたり笑ったり。店の中は、静花の幼馴染・哲男(大泉洋)など騒がしい常連客たちでいつも大賑わい。 “たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる―”それが龍吉のいつもの口癖だ。 そんな何が起きても強い絆で結ばれた「焼肉ドラゴン」にも、次第に時代の波が押し寄せてくるのだった。

「焼肉ドラゴン」に投稿された感想・評価

hatthi

hatthiの感想・評価

3.7
映画のスクリーン自体を舞台に置き換えているような人のはけ方が新鮮で面白かった。一人一人なにかアクションをしてからはけていくのは演劇ならではのように思った。
とにかく私の大好きな井上真央ちゃんの演技は素晴らしかった。
戦後を生き抜いた在日韓国人家族の切なくも心温まる物語。

「たとえ昨日がどんなでも
明日はきっとええ日になる」

それにしても家族構成ぐちゃぐちゃしすぎ…
洋ちゃんとキムサンホが共演するなんて!

日比谷
上野
船橋
市川
イクスピアリ
アメブロを更新しました。 『「焼肉ドラゴン」日本兵として戦い、そのまま日本で生きた在日一家のお話でした。』 https://t.co/VnPOtQv3pd
るなこ

るなこの感想・評価

2.8
いろいろと心に刺さりすぎて心臓とげとげになってかさぶたが厚くなるかんじ。←??
俳優陣がすごく豪華だけど、どの方の演技も本当に素晴らしかった✨
どのキャラクターも傷を抱えてるんだけど、感情移入の嵐でもうなんかぐちゃぐちゃになった。

キム・サンホ演じる寡黙なお父さんが、静かに過去を語るシーンは、本当に名場面だった。
YOP

YOPの感想・評価

3.0

完成披露試写にて。

ラストシーンですすり泣きと笑い声が共存するというしあわせな作品だった。

監督が「在日韓国人の特殊な家族の物語を撮ったつもりが、一般の人たちにも共感できると言われて案外家族の根本は同じなのかもしれないと思った」とおっしゃっていて、漏れなく共感した。

キムサンホもイジョンウンも日本語セリフ頑張ってた。真木さんも大泉さんも大阪弁のセリフが大変だったとおっしゃってたけど、それぞれ言語指導根気よくやったんだろうな。キャストみんな当たり役でいい俳優だなあと思った。

数年に渡るK活により劇中に出てくる韓国語のセリフが字幕なしでもほぼわかったのは感慨深かった〜。
TAMA

TAMAの感想・評価

2.8
完成披露試写会にて

舞台がモトと言うだけあって、舞台セットのような空間で進むストーリ展開。

役の一人一人の行動や決断が何故そこに至ったのかが理解し辛く、もう少し繊細な描写が欲しかったです。
役者さんは皆さんそれぞれが持ち味を発揮していらした気がします。

テーマがとても重いなか、笑いが随所に散りばめられていました。明日はきっとえぇ日になって欲しいですね。
kassy

kassyの感想・評価

3.3
完成披露試写会にて。

元となった舞台は数々の演劇賞を受賞され、再演を経て今回の映画化となった。

韓国出身の在日韓国人家族が経営する焼肉ドラゴンを舞台に、日本で奮闘する家族の姿が描かれる。

日韓の歴史的背景や故郷を亡くして帰るに帰れない移民の心境など、重たい事情が様々あるものの、家族はそれでも支え合いながら、笑いながら、怒りながら、泣きながら生きていく。

もしかしたら、登場人物達の全ての行動は理解しきれないかもしれない。
例えば長女の決断などは、現代からするとなんという決断なのだ、と思ったりしてしまうが、当時の時代背景からすると、希望に満ちたものだったのだと考えると、深く考えずにはいられないだろう…
理解までは難しくとも、知る事が大事。それがこの監督が日韓の時代を記録し続ける行動原理なのだろう。

監督は関西出身でとにかく笑いを入れたい方で、本作でもとにかく色んな箇所に散りばめられており、シリアスな場面でもオチには笑いが入ったりする。
個人的には、何もこんなところまで…と思う箇所もあったが、爆笑されている方も大勢いたので、ツボにハマれば面白いと思う。

映画監督作は初?だと思うが、少し画面構成の手数の貧弱さや、多用されるアップ、動きのない画面がどうも気になってしまった。
話はブツブツ切れるのに、細かいネタは長回しでなかなかカットしない歯切れの悪さが、体感時間を長く感じさせた。
話は面白いかもしれないが、演出が所々物足りなく感じる。映像畑の人が撮ったら、また違った印象だったかもしれない。

ロケの現代感と、セットの時代錯誤感の差がすごく、あのセットの街並みだけがすごく時代に取り残されている印象が強い。
あの街が理想郷であり、あの街に守られていた。だからこそ最後"彼"はあの街が好きと胸を張って言えたのだろう。
焼肉ドラゴンはその象徴であり、中心だった。
チィ

チィの感想・評価

4.0
原作・脚本・監督を鄭義信監督が担っているからこそ、ストーリーを誰よりも理解し、展開の方法を知ってる画が取れる。

1つのセットを軸に描かれる物語は舞台的で、おこなわれる話は重く、重く、重い。けど笑って、笑って。終映後全く理解できなかったとの声も聞こえてきて、理解をその場でしちゃダメな作品だと思った。理解はできない。歴史的な重さも、在日的なつらさも詰まりながら人間的な無理だろという辛さものしかかってくる。まさか、キャラクターでおまえらどうなん?っていうモヤモヤを抱えるとは思わなかったけど、それも一種の演出で。ヤバイなと思いながら、それでも何故か笑ってしまう展開。思い返す度にスルメのように味が増してくる。いや、ほんと、どうなん?私だったらどうなんだろ、答えは出せない。

個人的にセットがとにかく凝りすぎて、驚いた。自転車が走りづらいセット!間違いない!実際に現代の家とは異なり出来はセットのような簡易さだと思うし、そこで行われる群像劇はフィクションだけどリアルだった。ラストの!ラストのラストの!あれは!唖然としてスクリーンをボケーっと眺めてしまった。圧巻。

焼肉は実はそんなに焼かない、酒呑みドラゴン。居酒屋に行きたくなるので午後以降に観ることをオススメ!
完成披露試写会で『焼肉ドラゴン』を。後半、ボロ泣き。お話も、役者さんもよくて。中でもキム・サンホさんとイ・ジョンウンさんがすばらしくて、すばらしくて。ふたりの人間力にやられた。ハン・ドンギュさんも印象的な役でした。

鄭義信さんが、自身の作・演出の舞台作品を映画化。初監督。舞台版とはまた違う、映像でしか出来ないことを手に入れてらした。在日コリアンの戦争体験や差別など、底に流れるテーマはとても重い。だけどユーモアも忘れずにあって。たくさんの人に見て欲しいなあ。

在日コリアンの一家のお話。でも、とても普遍性があって。家族の話、移民の話、ふるさとに帰れない人の話として、胸を打つものがある。あと、この作品が、いろんなことを知るきっかけになるといいな。そういう私も済州島のことは詳しくないので、これから知ろうと思う。

いまも日本は移民やよるべない人に冷たい国で。変わらないんだなあ…っていうのも思いました。

長女・真木よう子さん、次女・井上真央さん、三女・桜庭ななみさん。よいバランス。真木さんも井上さんもキャリアの中で、新しい挑戦かも。桜庭さんは韓国語のセリフも。アジア圏でこれから活躍しそう。大泉洋さんが自分で言ってたように、見たことのない大泉洋でした。

映画デビューの大江晋平君がセンシティブな役どころを。彼の痛みよ…(涙)。逃げ恥で知った大谷亮介さん、関西弁ネイティブなんですね。舞台中心に活躍しているイム・ヒチョルさんもよかった。宇野祥平さんが出演していて、小躍り。根岸季衣さんはさすが。場をさらう。

公開までに、まだ時間があるので。ぜひ、どこかで、がっつりキム・サンホさんとイ・ジョンウンさんのインタビューをお願いしたい。韓国の俳優さん好きの人にも注目してもらいたい作品。あと大泉洋さんとハン・ドンギュさんの対談もぜひ読みたい。
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