スタジアム版のダイハードという触れ込みで主演はデイヴ・バウティスタさんと来ればもう観るしかない！自分の大好物な設定のアクション。
観た感じではスタジアム版のダイハードというよりはダイハード２な印象。
それよりもジャン・クロード・ヴァンダムさん主演の「サドンデス」の方が近い気がします。
ただ現地の悪口を言ったり、愚痴を言いながら敵と戦ったりとダイハードを意識しているような演出は所々に見られます。皮肉な台詞と小笑い、死体落下や警察との無線のやり取りなどはそっくり。
ダニー役の少女が美人過ぎず身近な感じで親近感がありますね。
かなり主人公はダメージ受けるしボロボロ悲壮感があるし、苦闘する様子はテンションが上がります。しかし、バウティスタ無双を期待していた人はガッカリかも知れません。
中東系のバイト警備員のファイザルがキャラクターとしていい味を出していてアクセントになっていました。観客の逃がし方はウケたけど、あのネタはいいのかな(笑)
ピアース・ブロスナンさんを贅沢に使っている。それでもちゃんと爪痕残して印象が強いです。
犯人の行動の仕方があまりに乱暴…こんな大掛かりで身バレしてしまうような方法じゃなくても、もっとスマートな方法があったはずでちょっと強引です。一応は理由もあるけど兄弟喧嘩にしか見えないんですよね(笑)
向こうのスタジアム事情は分からないですが、外に出ようとする人もいると思う。異変に誰１として人気付かないというのもちょっと強引か…。
アクションは抑える所とド派手な所とのメリハリが効いていてバランスが良い。大男との戦いやダニー争奪戦などハラハラドキドキで面白い。バイクのシーンは派手で疾走感があり迫力満点。バウティスタここにありの重量を活かしたアクションも健在でスゴく楽しめました。
細かい事を気になりだしたらキリがないし、結局はダイハードやサドンデスの二番煎じと言ったらそれまでなのですが…。
伏線はちゃんと工夫されていたし、テロリスト相手に孤軍奮闘する私の大好きな設定の痛快アクション作品で大満足な作品でした。
