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アメリカン・ヴァルハラのprmlscrmynのレビュー・感想・評価

アメリカン・ヴァルハラ(2017年製作の映画)
4.3
公開当時に鑑賞。
大傑作アルバム『ポスト・ポップ・デプレッション』とその後のツアーを追ったドキュメンタリー。
イギーとQOTSAのジョシュ・ホーミの交流からアルバム製作に至るやりとりは楽しい。
アルバム製作までしか考えていなかったイギーを口説いてツアーに乗り出すところも、ファンとしてのジョシュとアーティストとしてのジョシュが混在していて、すごく感情移入してしまう。
ステージ終了後、ステージが最高だから終わるのが怖い、と語るジョシュの心理も分かりすぎて深い。
デヴィッド・ボウイの死去など、イギーにとっての試練もあり。アルバムのトーンはイギーとボウイの共作であるベルリン2作を踏まえていたこともあり、遺志を引き継ぐ面も。
振り返ると、ジョシュの思いが強く出ていたアルバムであり、本映画だった。とてもよい作品でした。
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