このレビューはネタバレを含みます
視聴前「約3時間か…長いな。今日明日で分割して観るか」
視聴後「あっという間に終了!なんやったらもう一回観たい」
激動する中国と、それに翻弄される京劇のスターの蝶衣と小楼、小楼の押しかけ女房の菊仙が織り成す三角関係が見事な映像美で描かれていて、ずっしりと余韻が残ります。
印象に残るシーンは挙げたらきりがない。
虞姫を降ろされたあと、菊仙に初めて「姉さん」というところ、文革の粛清の嵐の中で小楼に蝶衣がメイクを施すシーン、10数年後に2人で稽古をしている中、蝶衣の変わらぬ美しさが暗闇で妖しげに輝く部分が個人的ベスト3。