りら

I am Sam アイ・アム・サムのりらのネタバレレビュー・内容・結末

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

知的障がいを理由に養育権を奪われようとするサム。そこに視点を当てているように見えて、それだけではなくもっと奥が深いです。
サムが依頼したエリート弁護士リタは豪邸に住んでるけど夫とは不仲で息子をいつもひとりぼっちにさせてる。
娘への愛しか武器をもたないサムと接することで、世間体やエリート意識の鎧を脱ぎ捨て母親としての自分を取り戻していきます。全く逆の立場の2人が親としての同じ立場に立っての思いから生まれてくるもの...
里親となった養母のランディもルーシーに限りない愛情を注いでいて。
幸せな親子関係って、小さな血縁関係だけの親子愛の質ではなくてもっと大きな愛で家族を作り上げていくことじゃないかって!子どもの養育に大切なのは1対1でないことを言ってるように思えた。
サムの障がいはハンデでなく、サムというキャラクターとしてとらえられていく物語。
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