タンシロ

キンキーブーツのタンシロのレビュー・感想・評価

キンキーブーツ(2005年製作の映画)
4.0
ジェンダー(性への偏見)を自覚するための教科書的なストーリーかと思っていたけど、ラストはそういうの軽々と超えていった系のとんでもない作品。(女性性に対して、普通の男より男らしいよと勇気(人間性)を褒め称えた。)
日本人は早々に観るべきで、2005年のイギリスでこのテーマをこれだけ挑発的に表現できたことに脱帽。
社長のジェンダーリテラシーのなさは天然超えて犯罪レベルなのだけど、脚本的には許す他ないんだよね。これも全てを見透かし包み込んだローラの役回りあってこそ。

冒頭の幼少期のローラの描写が凄く印象的で映画全体の世界観を数分で醸し出してるのは凄いと思った。
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