一番心に残ったのは、やはり2度目の夜だ。
全身で相手を慈しみ、言葉じゃなくて体をとおして思いを伝えること。
人の気持ちって微妙なものだし言葉で表すことの難しさをいつも感じているんだけど、このシーンからは言葉なくしても、確かに二人の想い合う気持ちが伝わってきた。
最近観たどんなラブシーンよりも心があたたかくなるものだったなあ。
その夜から少しずつ変わっていくジョニー。
見慣れたはずの景色も、愛する人の隣でだと美しく輝いて見える。
水仙の花を飾ったテーブルで手作りパスタの夕ごはんを食べたり、バイクを2人乗りして湖へ泳ぎに行ったり、何気ないシーンなのに2人とも幸せそうなんだよなあ。
ハッピーエンドで本当に良かった。
ゲオルゲのような心で生きられたらいいのにな。
