ゴッズ・オウン・カントリーの作品情報・感想・評価

「ゴッズ・オウン・カントリー」に投稿された感想・評価

moirai

moiraiの感想・評価

4.0
ポスターの雰囲気でなんとなく暗い話?と勘違いしてたけど、前向きになれるストーリーだった。

冒頭は意地悪そうに見える主人公はまだ20歳くらい?だんだん素直になっていくのがかわいい。
ゲオルゲ印のチーズを食べるシーンが見たかったー!

作中、むしろ人種が差別の対象になるのは、これまでの描かれ方と違うなーと思った。
 7月のレインボーリールにて。
荒涼とした土地の閉塞的な環境、ひつじさん、マイノリティの2人。
 最初の頃のジョニーは鬱屈としてたけどらギオルゲと出会って少しずつ変わっていく所が良かった。きっとギオルゲの方もジョニーと出会って変わったんじゃないだろうか。きっと過酷な生活はあまり変わらないけど、あの扉の向こうが前より少しでも幸せになる事を祈らざるを得ない、優しい作品だった。
 劇場公開されないのが本当に残念……。
井倉

井倉の感想・評価

4.5
英語字幕で見たので、全部理解出来たわけではないけれど、ジョニーもゲオルゲも、言葉は少なく、不器用だけれど、それでも互いを愛しているということが、映像から凄く伝わってくる。

最後は、じんわりと心が暖かくなって、本当に見てよかったなと思えるシンプルに良い映画だった。私を含め、映画館で見たい人が沢山いるのに、配給会社がつかないことが本当に残念でならない。これはもう、宝くじ当てるしかない。
モモモ

モモモの感想・評価

4.0
「ブロークバック・マウンテン」を想起させる新たなLGBT映画の傑作。
口数の少ない主人公二人を象徴する様な、寡黙で静かな空気が最後まで映画を包み続ける。
個人的にグッときたのは親子描写と祖母の立ち位置だ。
特に祖母が「知ってしまった」時の描写が秀逸で心に響いた。
心の中で「拒否」し涙を流しても、本人にはその態度を隠そうとし、やがては受け入れる。その生々しい優しさに心奪われた。
前述のブローク〜との1番の違いは物語の収束の仕方だが、それ自体が世の中のLGBTへの理解の深度の進歩を示している様で良かった。
misty

mistyの感想・評価

4.2
きっとかつてはここが世界の中心で、何もせずとも輝いていた。寒さが厳しくても雲の切れ目から光は差すし春も来る。神さまは何をしてくれるわけでもないけど、老いても、病気になっても、女性が好きでも男性が好きでも、生まれがどこでも、彼らは静かに祝福されている。

停滞した世界に取り残された疎外感と孤独、染み付いた差別意識、現状への不満、いろいろ持っていても恵みの大地に根付いた愛は変わらず生きていて、彼らの、動物たちへの無条件の慈しみの目に心を打たれた。動物にも人間にも言葉は少ないけど、表情が何もかもを伝えてくれる。愛に満ちた目。

ジョシュ・オコナーの泣き顔のような笑顔、今にも声を上げて泣き出しそうな切ない笑顔は誰にも真似できないと思った。うまく心は開けないけど、縋りたい助けてほしい笑顔。どうしたの、大丈夫だよって声をかけてしまいたくなる子供みたいな笑顔。きっと本当に時間が止まっていたのだろうね、大丈夫だよ。

シネマート心斎橋、満員御礼ですごかったです。
ai

aiの感想・評価

3.5
同級生が大学に行き青春を謳歌しているのに、休みの無い仕事と父親や祖母の束縛に苦しむジョン。自分と同じくらい惨めな身分なのに黙々と働き、知らなかった知識や技術を持つゲオルゲは、初めて心を許せる相手だった…。二人をめぐる環境は決して安心できるものではないけれど、父親が二人を見る眼差し、祖母の行動…昔なら叶わなかった恋も、今ならもしかして…というかすかな希望のある話だった。
ryo

ryoの感想・評価

3.7
ゲイ映画って連呼しすぎちゃう?て思ってしまってたこちら。王道ラブストーリーだった…。

ひつじ可愛い。ヒツジチャン!!!!ってめっちゃなってた。こひつじ、わたしも懐にいれたい。行きずりのブロンドくんもすき。

ゲオルゲの器のデカさと優しさと包容力にやられるのはわかるけど、逆になんでゲオルゲはジョニーに惹かれたんだろう。頬を撫でるゆびの優しさよ…。感染症が!とか言いながら草むらでドロだらけでするのはいいの…

ジョニーがどうしても好きになれないところがあるから、王子様が現れてラッキーだったね…という目線になってしまったところはある…。
みか

みかの感想・評価

4.2
羊🐑🐑

チケ争奪戦に敗れるも、良い評判しか聞こえてこないし、次いつ観られるかわからないと立ち見券で鑑賞。観て良かった!

ド田舎で家業の牧場を継ぐしかなく、不満をぶつけるかのように適当にヤリ捨てしてた子が、初めてちゃんと人とつながったときの顔よ……。良いセックスシーンでした。

海外で賞を取るなどの評価が高く、上映権が高騰していることから日本の配給が二の足を踏んでいるらしいこの作品。どうしても観たいという有志の方が5回の上映権を買ってくださったおかげで日本語字幕付きで観られたこと、感謝しております。

どこか買ってくれ。
森林

森林の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

綺麗な風景やそれぞれの目線の動き、吐息などのカットを挟みながら関係性がゆっくりと進行していく様が美しかったです。
全体的に割と王道な流れだったような気がしますが、「ホモ野郎」のくだりや、指で擦るコミュニケーションの描写が愛しかった。あと、祖母を部屋から追い出したくて視線をチラチラ送り合うシーン…!!
途中から結構イチャイチャするシーンが多くて、どこで生唾を飲み込めばいいかタイミングを窺った…

二人だけの隔離された特別な場所で愛を育んでいく系シチュエーションは大好物だったのでサイコーでした。丘の上から風景を二人で見渡すシーンもよかったよね〜〜〜!
まさと

まさとの感想・評価

4.5
2人の孤独な青年の愛の行方を描いたLGBT作品。
関西でたった1回のみの上映を何とか鑑賞。
主人公の成長ぶり&屈託のない2人の笑顔が眩し過ぎた。あまりの感動にエンドロールで大号泣。
その人が本当に幸せなら相手の性別なんて重要じゃない・・ですよね。

※今のところDVDになる予定もなく日本で観れるのはあと12/17(月)と19(水)シネマート新宿で各1回のみ。
是非とも観て欲しい。そして再上映されるよう感動を拡散して欲しい。
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