アメリカ史上最も権力を保持したと言われる副大統領ディック・チェイニー。
え?え?えぇ…?!!
いーんですか、これ。
黒い。。。
言葉・戦略巧みにじわじわと人を操り支配力を手にしていく様はここまでくるとあっぱれとしか。悪徳だけど狡猾。政治の話は難しくて得意ではないけれど、場面場面で挟み込まれる喜劇的な演出が効果的で分かりやすい。もちろん、笑いの部分にはたっぷり皮肉も込められているのも印象的。特にレストランのメニューに見立てて和やかに機密談議を演出するシーンとか、ちょっと背筋が寒〜くなったり。
ホワイトハウスの裏、こういう映画を製作できるアメリカって凄い。イラク戦争から現在のISISが誕生するきっかけになった歴史でもあり人間の愚かさ罪深さを断罪しているような作品でもあった。今の日本にも通じるところがあると思った。