娘が行方不明になった夫婦の再生の物語。いなくなる瞬間が、ほんの一瞬過ぎてそんなの防げないよって思ってしまった。
何年経っても娘の影を探し求めてしまう夫婦の苦悩が繊細に描かれていた。夫のスティーブに関わる人たちの優しさが印象に残った。特に母親の言葉救われたんだと思う。
スティーブの友人チャールズの抱えた問題についても描かれているんだけど、首相の掲げる子供の教育の内容が彼を追い詰めたのかな？森の中を駆け回って遊ぶような子供時代を過ごしたかったのにそれができなかった。子供が自由に遊べる経験を奪いたくなかったのに、首相との仕事のせいで理想とは違うことをせざるを得なかった。だから裏切りという言葉が出たんじゃないかな。
あの首相は最初から最後までやなヤツだった。
夫婦が出した答えが正しいのかは分からないけど、あんな風に捉えないと救われないのかなとも思った。
あれだけ人がいるスーパーで、ロンドンの街中って監視カメラも多いのに何も分からないものなのかな？とちょっと思ってしまった。
誘拐とか監禁する人は滅びてほしい。
