このレビューはネタバレを含みます
共感できるような、共感できないような、共感したくないような。複雑な気持ちで見ていました。
趣里ちゃん演じる寧子ほど酷くはないけど(目に見える感情の上げ下げ、暴力的な部分は今はないけど)似た部分があるから辛かった。
ラストの寧子が服を脱ぎ捨て屋上で菅田将暉演じる津奈木に自分のこと思ってることを伝えるシーン。共感しかなかった。共感と共に良かったねと思いウルッ。
二人の演技 吸い込まれました。
「生きてることに疲れる。生きてるって大変。」
「自分とは別れられない。」
この二つを強く思っていた時期がありました。人生に絶望した時期が何度かありました。代弁してくれて嬉しかった。
メンタルが弱ってるときはハードな作品かもしれません。序盤の寧子が激しいので。屋上の思いを伝えるシーンが本当に凄くて、それまでの演技も甦って評価できた気がします。