たまる

生きてるだけで、愛。のたまるのネタバレレビュー・内容・結末

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

この映画を観に行く日、
渋滞で遅刻して最初の20分が観られなかった
停車中に横をすり抜けてきたバイクに当たられた(その前日にも自転車に当たられてる)
ムビチケを家に置いてきた…。

何をしてもダメな日ってありますよね。
まさにそんな日に観ました。

そして映画の途中で「あれ?寧子って私?」と思ってしまいました。

社会を学校に置き換えたら
寧子や私は平均点以下の生徒。

賢いヤツらからは「アイツらサボりやがって」なんて言われてる。
決してサボってるわけじゃないんだけど、「普通」が出来ない私たちは自己否定と後ろめたさに押しつぶされそうで。

でも平均点以下の生徒でも
アイツは歌が上手いし、アイツは手先が器用。
あの子は可愛いし、あの子はダンスが得意。

そして賢いヤツらの中にも勉強以外ダメなヤツはいるし、そう考えたら…
みんなあんまり変わんないなって。

そんな事を考えてしまいました。

この映画だと
寧子だけじゃなくてみんなどこかヘンで残念で足りなくて。

本当は観るのが怖いと感じていたけれど、
観た後少し安心しました。

平均点以下だけど
生きてて、いいんだな。
生きてるだけで、いいんだなって。


趣里さんがとても綺麗でした。
とても寧子でした。
寧子のファッションが好き。
重ね着上手すぎ。

菅田将暉さんがとてもくたびれてました。
とても津奈木でした。
あの時、寧子からの電話が鳴らなかったら
また世界は変わったかな。

二人は遠くない未来
別々の道を進んでいくんだろうけど、
二人とも幸せになって欲しい。

あ、安堂さんもね。
(玄関開けたらスマホは怖すぎて声出た)
(仲里依紗さんの怪演に拍手を)
たまる

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