このレビューはネタバレを含みます
津奈木は優しいんじゃなくて愛しているが故に自分の言葉で寧子を壊すのが怖かっただけ、でも寧子はそう簡単に壊れないんだよ、そこに気がつかなかった津奈木は寧子に向き合ってなかった、寧子は津奈木の冷たさに気づいてたのに
寧子のような人は沢山いて、死ぬほど馬鹿正直に一生懸命生きてて、いつも自分自身と戦ってて、本当は誰よりも愛情深くて人間らしい、鬱は決して害じゃない、鬱に荒療治なんて最悪
九分九厘の人が寧子を嫌ってしんどい映画だって思うと思う、でもこれが現実だし、一か八か、うずくまって身動きが取れない誰かに届くと思って撮ったんだろうな
