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殺人者の記憶法:新しい記憶のxyuchanxのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「殺人者の記憶法 」の別バージョン「新たな記憶」。タイトル通りオリジナル版とは違う記憶が散りばめられ、結末も全く別物。

ぼく自身の記憶が薄まる前に、と急いで観てみた。

「メメント」「ファーザー」と同じく記憶の不確かさを上手く使ったこの映画の仕掛けを再編集でさらに強化させてる感じ。

でもまぁ、どっちかだけ観るならオリジナルかな🤔


☆以下ネタバレ注意



・あらためてジャケ写みくらべれば予測つく
・新たなシーン、17年前ウンヒも殺そうとしてた
・オリジナルにあったウンヒから髪切ってもらうシーンがない、けど短く刈られてる
・ミン・テジュは瀕死になりながらも逃げた?もしくは妄想だった?と(自分の記憶も騙して)見せかけてた
・ウンヒが何も語れなくなったのは何故か?すべて理解したからか
・交差点のシーンも立場が逆ってことは、やっぱりハメられたのは…
・あのCTは認知症の脳ってだけじゃない、ってことはアイロンも…母親も殺してる?
・湖水に車と沈む死体…これは妄想じゃないよね?笑
・左右逆に履く白いadidas
・前作の導入およびラストシーンの意味

オリジナルとは逆の結末だったわけだけど、何故いまさら?なんで17年も間があいてたの?あのキモいおばさんを、つい衝動的に殺しちゃって、身代わりを仕立て上げたってこと?ウンヒもまた殺しかけたってこと?

そして…もはやアルツハイマーを完璧に使いこなしてたということになる。が、そんなことは不可能なので、無意識に自分を守ってたってこと?

いや、そもそも”この記憶”を信じて良いのか?

本バージョンのほうが、”記憶を信じるな”という言葉がより重みを増すわけだけど、なんか納得しにくいと思うのは僕が性善説派だからか?
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