かなと

殺人者の記憶法:新しい記憶のかなとのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

殺人者の記憶法
→新しい記憶の一気見。

頭の中のホワイトボードに相関図と
時系列を描きながら見てたら、
本当に最後の5分くらいで
全部書き換えさせられた!

え?そこから?感がすごい。
見終わったあとに、
てことは、あのシーンも嘘で
ここも創作か?と思うと
もう一回見直さないと追いつかない。

見終わったあとは「ユージュアル・サスペクツ」を思い出した。
パクリという意味じゃなく、裏切られ感が気持ちいい。

以下、少し具体的なシーンと考察

「これは日記というより小説だな」と検事が言う。これが全編を象徴していた。
どこから?じゃなくて全部彼の創作。

車の接触も計画的。と警察に訴える主人公
よそ見してたの主人公側で事故を誘発させるなんて無理でしょ?と思ってたら
本当は主人公サイドがぶつけられた方だったという最後にわかる記憶。
ここで全てがひっくり返った。


靴を左右履き直す。
アルツハイマーだったことすらも嘘?と
思わせる。
ただ正気になっただけ??

頭が陥没してたのは主人公。
てことは、テジュの昔語りでアイロンぶつけられたのは主人公の思い出?
そういえばお母さんはいつからいなかった?

全部が主人公の一人語りの嘘としても
警察とのやり取りは少なくとも
リアルにないと嘘とばれてしまうわけだから
と考えたら、
(これは翻訳の問題かもだけど)
オリジナは鹿の血と言ってたのが
新しい記憶では動物の血と言っていたのも納得。

とりあえずもう一回見てみよう。
かなと

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