アリス

パドマーワト 女神の誕生のアリスのネタバレレビュー・内容・結末

パドマーワト 女神の誕生(2018年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

文句なしにディーピカ様はかっこよく美しかった。
物語としては、頭も良くて強い素敵な女が、素敵な男(実は王族)にケガをさせたところからカップル成立して旦那の国に嫁入りし王妃となるが、美しすぎるがあまり悪い奴に追っかけ回され最愛の夫は殺され自分も殉死する(しかも焼身)というまあわりと最悪なストーリー。
見てもスカッとしないしハッピーにもならない。
あれだけ才気あふれる王妃様ならいけたっしょ?!ハッピーエンドにしてあげてよ!!!!と二億回くらい思うし王様が戦士のよくわかんない習わしのせいで相手を殺せる機会を何度もスルーすんのなんでやの?!?!と思う。
だがしかし原作は叙事詩なのでそういうものなのだろう。

役者はすばらしく、ダンスも美しかった。
特に悪役のランヴィール・シンは遠慮なく憎める最高の悪役だった。
彼を死ぬほど愛してるお付きの奴隷となんかあるかもと思ったけど歌っただけで何もなかった。

ただやはり脚本が冗長だったかも。
王と王妃、正義の王と悪の王、悪の王の背景、全部の要素を大事にしすぎてた。
途中、話は進んでいるはずなのにあれこのくだりやらなかった?感があったりして飽きるときがあった。
古代王国!って感じの美術は好きだけど、お城の構造があんまりよくわからなかった。
象さんがいたり、兵器がバーフバリで見たのと似て非なるやつーってテンション上がったりした。

これは余談だが、シアターに小さな娘さんを連れてきてる人がいて、暴力的な性的なシーン(裸は出てこないが)も暴力描写も生首も出てくるやつによく連れてくるなあと思ったけど、映倫のランク調べてみたらGでびっくりしました。 
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