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青春モノと政治犯罪サスペンスの融合といったところでしょうか。伊坂幸太郎の小説が原作で、2009年邦画では堺雅人が主演でした。未読、未見ですが、その韓国版。言われてみれば主役の表情作りやキャライメージが堺雅人を連想させる。予告にもあったセリフ「せめて騙されないようにしろよ!」がぴったりで、ノワールなら始まって10分以内に殺されてもおかしくない主人公のキャラは、いくら善人の演出でもついイライラしてしまう。典型的な青春モノにも気持ちがついていけなかったけど、ラスト辺りになるとへそ曲がりの私でも、しみじみしてしまいました。
カン・ドンウォンは『1987、ある闘いの真実』のイ・ハンニョル役しか見ていませんが、いろんなタイプを演じられそうで期待。スーパークールな殺し屋とか見てみたいなあ。
まあ、さて置いて。がっつりした韓国ノワールがそろそろ観たくなってきました。