このレビューはネタバレを含みます
素晴らしい。
"それ"だの"あれ"だのが"来る"だの言っている子供に愛情を示さない大人ないし霊能者vs怨念と化した子供(達)ないし水子との対決...といった構図に感じる。
大人の勝手極まりない儀式の為、生贄にされたりと、子供にしたらたまったもんじゃない。そこに民俗学専門の大学教授を織り込んでくる辺り、玄人受けしそう。
結果惨敗、怨霊の圧勝。
見方によれば、ハッピーエンドかな。
中島演出は常々控えめにしたらと思っていたが今作は控えめだった様に感じる。
帝都物語を彷彿とさせる壮大な作品。
本当に素晴らしい。
個人的に中島哲也監督の作品はホームランか三振。告白以来、本当に面白かった。