このレビューはネタバレを含みます
面白かった。
シンプルに出演陣が豪華、かつ演技力が素晴らしいので、事務所売り出しの若手女優を起用したホラーとは一線を画す。
個人的に仲野太賀、伊集院光の使われ方がとても贅沢で、もっと観たかった。
圧倒的にどうしようもない「それ」のパワー。
「それ」が来るのは、物語に関わる人間の人間性や裏の顔が引き金になってる等、従来の日本ホラーとはやや異なり、社会的な側面からの切り口が斬新。
またそれらが後半にかけて徐々に詳らかになって行く構成が、全体を通して飽きさせない。
早々に夫が思ってたよりもリタイア。(クソ夫がこの件をきっかけに良夫になる展開かー、という自分の安直な予想は一瞬で破綻。笑)
夫の人間性のクソさ(結果、これも見方次第)は序盤に匂わせがあったが、いい妻と思ってた黒木華も全然クソという。そしてこれも育った環境が影響してるなど、何とも責めるに責めきれない。。
