原作は澤村伊智「ぼぎわんが来る」。霊能力者である比嘉姉妹シリーズの最初の作品。僕は原作ファンなので、映画化作品は避けてたんですが。今回気まぐれなるままに観てみたら、予想外に良かった！
比嘉琴子役の松たか子は、貫禄は出てるけど、原作イメージからすると健康的過ぎるし、体格が大きいかな。一方、比嘉真琴役の小松菜奈はぴったり！野崎役の岡田准一もなかなか。ブッキーはペラい奴の演技がほんと上手いと思う。
クライマックスの除霊場面は、原作から大幅にスケールアップ！日本全国から有力な霊能力者が集結します。アベンジャーズか、ヤシマ作戦かって熱さ！お坊さんに神主さん、山伏にユタ。アカデミックな研究者。等々。何の能力持ってんだか女子高生達まで。「さぁ、祓いましよう！」ってすべてのリソースをぶっこむ儀式。中島哲也監督のケレン味ある演出が映えます。…しかしありゃ、力ある霊能力者はあらかた壊滅したんじゃないのか。
面白かった～。満足。顕現したぼぎわんのビジュアル表現にはもうひと頑張り欲しかったかな？そうだ、どうでもいいけど、松たか子がラーメンを食べる場面、食べ方がかっこ良かった。
