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来るのmochiのネタバレレビュー・内容・結末

来る(2018年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

☆2.5の理由
ホラーの醍醐味は、正体不明の何かに登場人物が、逃げ惑うあるいは抵抗するも最終的に死ぬかあるいは大き過ぎる代償を支払う様を鑑賞することだと思います。
その意味ではなかなか面白いホラー映画です。
ただ、この作品では魔なるもののルール無用さが気になりました。
登場人物が禁忌を犯した事が明確に示されていれば、以降どの様な不条理に逢おうとも許せるのですが、この映画ではそれがありません。
第一幕で夫が死んだのであれば、その後その家族を狙う理由が無いし、無差別殺人的な魔であれば、これまでにもっと大事になっているはずです。
このようなルールが曖昧な作りはホラー短編であれば許せますが、2時間オーバーの映画では、どうしても違和感を感じてしまいます。
また、登場人物の描写も説明不足。殺される役割のクズばかりなので、必要ないと言えば必要ないのですが・・・
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